神様に会いにいく旅~奈良・できものや癌封じの神様・石切さん(石切劔箭神社)へ

<古神道を学びながら、全国の神社をご参拝しています>

石切劔箭神社(いしきりつるぎや神社)、通称石切さん。
こちらは、できもの・腫れ物に効くという神様。「でんぼの神さん」(関西弁で「でんぼ」はできもののこと)として有名です。
癌封じや病気平癒のため、全国からご参拝者が絶えません。

ご祭神は饒速日尊(ニギハヤヒノミコト)とその御子・可美真手命(ウマシマデノミコト)。

饒速日尊は天孫降臨した瓊々杵尊(ニニギノミコト)の兄で、神武天皇の御東征に先立ち、天照大神から十種の神宝(とくさのかんだから)をさずかり、天降されたとされる神様です。

この神社、特筆すべきなのは、参拝者が境内でお百度参りしていること。三の鳥居の前と本殿の前にある「百度石」と書かれた石から石へ、たくさんの人が歩いて廻っています。休日はすごい人になるそうです。

「お百度参りとは本殿前でお参りして入口に戻り再び本殿前でお参りすることを百回繰り返すことです。お百度を踏むとも申しますが、これは決して強制されるものではありません。百回でなくとも、ご自分でお決めになられた回数で結構です。大切なのは神様に願いが届くよう一心にお参りすることです。ご参拝いただければ、その熱心な様子に胸を打たれるでしょう。」(神社HPより)

お百度参りをする人って、テレビのドラマでは見たことがありますが、実際に目にするのは初めてです。私が訪れたのは夕方16時半を過ぎていて、既に社務所も閉まっている時間でしたが、それでもお百度を踏む方がたくさんいらっしゃいました。皆さんきっと、ご自分やご家族の病気平癒などを神様にお願いしていたのでしょう。真剣な顔をして廻っているお父さんと小学生の親子もいました。

廻るのは100回ではなく、自分で決めた回数でもよいとのことなので、私は11回回廻らせて頂きました。近鉄奈良線の「石切駅」で荷物を預けた際、コインロッカーの番号が11で、すごく好きな数字なので、直感で決めました。

時間があれば100回廻りたかったですが、神社は陽が落ちてからは立ち入らない方がいいとも言われていますので、暗くなる前にできる回数にしました(時間帯については神社によっても違います。こちらの神社は24時間いつでもお百度参りができます)。

お百度参りについては、HPに下記のようにも書かれています。
「お百度参りは何らかの御利益を期待して行うものとは少し異なります。一度のお参りでは神様に通じないかもしれない切なる願いをお聞き届けいただくために二度三度繰り返すものであるからです。一度お百度参りをされれば、ご理解いただけるでしょう。」

お百度参りをする際、何回廻ったかを数える「お百度紐」を授与して頂けます。これは白いこよりが100本束ねてあるもので、一回廻るごとに端を折っていきます。数えることに集中せず、神様に通じることの方に集中させて頂けるというありがたいものです。

百回廻ろうと思えば、そこに使う時間も労力も軽いものではありません。おそらく1時間はかかるのではないでしょうか。十回しか廻らなかった人でも、十回廻ろうと決めた時点で、決めた気持ちは真剣です。その気持ちが神様に通じるのだと思います。実際に神社に行くとわかるのですが、とてもお遊びでは廻る気持ちにはならないものです。

また、私は時間が遅くて頂けなかったのですが、「なで守り」という御護符も頂けます。「石切大神」と何度もとなえながらお守りで患部をなで、中に入っているお米をお水と一緒に飲むというものだそうです。<続く>

この記事を書いた人

ひいらぎ

ひいらぎ

"ひいらぎ"と申します。

東京在住。

小さい頃からSF、タイムトラベル、異次元、吸血鬼、輪廻転生など、見えない世界、異質な世界にとても興味がありました。

現在は、古神道を学びながら、全国の神社をご参拝しています。