出雲大社 東京分祠 六本木・東京|ご縁を広げて社会を結ぶ神様 神社・聖地への旅

<古神道の勉強をしながら、全国の神社をご参拝しています>

出雲大社(いずものおおやしろ)の東京分祠※1が、六本木のど真ん中にあります。

ご祭神は、大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)。

出雲大社のご利益といえば、まっさきに浮かぶのが、縁結び。

しかし出雲大社の縁結びは、個人的な恋愛よりも、人間的、社会的に、いろいろな方向へご縁を広げていく力、と言われています。

ご利益は、ご縁を広げていただけること

縁結びのご利益といえば、恋愛を思い浮かべる人が多いと思います。

縁結びといっても、仕事関係やより広い人間関係、結ぶ縁、切る縁と、いろいろあります。

出雲大社は、恋愛というよりも、より広い意味で、人間関係のご縁を広げて頂ける御神徳と言われます。

首都高が走る六本木の通りから1本入ると、静謐な気に満ちたお社が現れる

六本木ヒルズの向かい側に古くからある明治屋ストア
その先の路地を右折すると、出雲のおやしろが現れます。

ビルと一体化しているので、気がつかずに通り過ぎる人もいるかもしれません。

古代の出雲大社は、46mの高さに社殿があった

平成12年から13年にかけて、島根県の出雲大社本宮境内で、直径3mの3本の柱が発掘されました。その柱の大きさから推測して、古代の出雲大社は、長い階段を登った46mの高さにお社があったのではとされています。

そう思ってみると、東京分祠のビルの階段も、さほど違和感なく感じるのが不思議なところです。

境内は静かで、静謐な気が満ちている

境内には、絶え間なく人が訪れています。
縁結びということで、やはり女性が多いように感じました。

それでも落ち着いた気を保っているのは、さすが出雲大社の分祠です。

時間があれば、ここではベンチに座って静かに過ごしてみるのが良いです。

大国主大神と、しばしつながってみる。

昭和56年までは、社殿は全く違う風景だった

社務所で御朱印を頂いたとき、現在の社殿と、ビルになる前の社殿を印刷した紙を頂きました。

全く違っていて驚いたので、ご神職さんに伺ってみました。

社殿がある場所は借地であり、地主さんがビルを建てたいというので、現在の形になったとのこと。

普通に開発の流れということなのでしょう。
昔の社殿の頃に伺ってみたかったと思いました。

昔の鳥居はどうなったのでしょう。

バブルの10年前、六本木に防衛庁があった頃が懐かしい

昭和56年(1981年)当時といえば、現在の東京ミッドタウンの場所に、まだ防衛庁(当時の名称。檜町駐屯地)がありました。

防衛庁は2000年に市川へ移転。
その後土地は民間へ払い下げられ、現在の東京ミッドタウンの開発となりました。

防衛庁界隈は軍の土地ですから、外から見ることはできません。
夜は一面暗く、得体の知れない感じだったことをよく覚えています。

当時の六本木は、ディスコブームを牽引したスクエアビルやロアビルを中心に賑わっていました。バブル到来までまだ10年あり、大人の街だったと言われた頃です。

出雲大社のあたりも、六本木とはいえ、簡素な住宅街であったと思います。

大国主大神は、当時も今も変わらず、同じ場所に鎮座していらっしゃいます。

社殿や周囲の環境がどれだけ変わっても、静謐な気が変わらないのは、さすが国津神(くにつかみ)の主宰神です。

こちらの神社は、紙の御朱印は授与されていませんので、希望される方は御朱印帳をお持ちください。

※1:分祠とは、本宮のご祭神を別のやしろを設けて祀ること。

この記事を書いた人

ひいらぎ

ひいらぎ

"ひいらぎ"と申します。

東京在住。

小さい頃からSF、タイムトラベル、異次元、吸血鬼、輪廻転生など、見えない世界、異質な世界にとても興味がありました。

現在は、古神道を学びながら、全国の神社をご参拝しています。