小桜神社(神奈川県三浦市) |「小桜姫物語」は日本のスピリチュアル史で最も有名な霊界通信【神社 聖地への旅】

小桜神社は、神奈川県三浦市諸磯(京急油壺マリンパークの辺り)にある諸磯神明社(もろいそしんめいしゃ※1)の域内に奉られた小さなお社です。

日本屈指の霊界通信「小桜姫物語」の主人公・小桜姫を祀っています。

日本屈指の霊界通信「小桜姫物語」の主人公・小桜姫。

この「小桜姫物語」、スピリチュアルを勉強した人なら必ず読んでいる本でしょう。小桜姫自身が守護霊を務める浅野和三郎の妻・多慶子の口を借りて、足掛け8年に渡ってあの世の仕組みなどをつぶさに語ります。

小桜姫とは

時は室町時代。

二十歳で三浦一族の嫡男・義光に嫁いだ小桜姫は幸せな日々を送っていました。しかし北条早雲が三浦攻めを行い、三浦一族は3年の籠城の末、滅びます。

義光死後、小桜姫は夫を弔い続ける日々を送りますが、病にかかり、34歳でこの世を去ります。

お社は、ひたむきに夫を弔う姿に感銘を受けた領地の人々が、この地に小桜姫を祀りたいと願い、作ったものといわれています。

ご参拝したときは、お社にたくさんの花束が添えられていましたが、ここはいつもお花を奉納する参拝者が絶えないようです。

小桜姫のお役目

小桜姫は霊界へ上がった時から、やがて大事なお役目を果たす存在として厳しい教育を受けます。もちろん当の本人は、後の自分のお役目など知りません。

そのお役目とは、「神と人との仲介」です。

現界で人々が小桜姫を祀るお宮を作ってお参りをするようになると、小桜姫の方は幽界でその様子を伺います。現世の人が奏上する祝詞は、手に取るように耳に響いてくるのだそうです。

そして現世の人々の祈願ー病気平癒や縁結び、災難除け・・・。それらを一生懸命神様にお取り次ぎをする、というのが小桜姫のお役目です。

小桜姫が人々の願いを一生懸命神様にお願いするので、やがて「ここに祈願すれば願いが叶う」といわれるようになります。

しかし小桜神社は願い事をする場ではなく、「小桜姫物語」を読むことによって誰しもが得られるであろう希望に感謝する場だと思います。

すなわち死は終わりではなく、肉体を離れた魂はあらたな世界であらたな生を始めるということ。

死後の世界を信じない人や、信じるけれどもこの物語は信じないという人、いろいろいると思います。

が、信じたほうが圧倒的に楽しそうだし、何より気持ちが楽になる。そんな感じでこの本を手にとってみては、と思います。

「なーんか死ぬのが怖くなくなった」

「亡くなった父や母は、あちらの世界でこのように暮らしているのかしら」

そう感じる人がたくさんいるようです。

著者の浅野和三郎と、霊媒をした妻・多慶子

著者の浅野和三郎は、明治の頃、東京帝国大学で小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)に教えを受け、その後スピリチュアリズムを研究した日本における心霊科学研究の第一人者です。

妻の多慶子は息子の死をきっかけに霊能力を発揮するようになり、やがて自身の守護霊である小桜姫と霊界通信を始めます。

「小桜姫物語」はその通信をまとめたものです。

和三郎は信ぴょう性を厳格に確かめ、死後の世界に関する自分の研究とよくよく照らし合わせ末に、これは事実に相違ないと判断して、この物語を世に出しました。

そして執筆が終わった後、わずか二ヶ月あまりでこの世を去ります。文字通り命懸けの仕事だったと思われます。

「日本心霊科学協会」は、極めて健全に心霊現象を研究する機関

大正12年に和三郎が創設した「心霊科学研究会」は、現在は「日本心霊科学協会」という名称で継続され、心霊現象などを科学的に研究する機関として存在しています。

こちらでは毎日、「精神統一研修会」という瞑想会を行っており、誰でも自由に気軽に参加することができます。

協会の名称とはうらはらに、おどろおどろしい雰囲気や宗教色は全くありません。もちろん教祖様もいません。

私も時々気が向いた時、精神統一(瞑想)をしに行きます。

瞑想は自身を「空」にするものなので、やり方を間違えると実はとても危険です。が、ここは際めて安全かつ健全に瞑想体験ができる貴重な場所です。

 

「小桜姫物語」の内容に関する詳細は、また改めて書こうと思います。

※1 諸磯神明社は、小桜神社のいわれ、及び小桜姫の実在等については肯定的な立場をとっていませんので、お気を付けください。

この記事を書いた人

ひいらぎ

ひいらぎ

"ひいらぎ"と申します。

東京在住のアラフィフ、シングル女子 です。

小さい頃からSF、タイムトラベル、異次元、吸血鬼、輪廻転生など、見えない世界、異質な世界にとても興味がありました。

現在は、古神道を学びながら、全国の神社をご参拝しています。